意外と知られていない“だるまに関する豆知識”

『“だ~るまさ~ん、だ~るまさ~ん、にらめっこしましょ”』
子どものころ一度は遊んだ事ありませんか?選挙やお正月、誰もが目にした事がある「だるま」。しかし意外と知らないこともたくさん。知るともっとだるまがすきになるかも!

No.1だるまができた歴史のお話

禅宗の開祖、達磨大師をモチーフとして生まれたとされています。達磨大師には壁に向かって九年の座禅を行ったことによって手足が腐ってしまったという伝説があり、そこから手足のない形状で置物が作られるようになった…それがだるまの始まりとされているようです。

No.2なぜだるまは赤いの?

達磨大師がきていた赤い衣から赤くなったとされます。赤色は昔からお祝い事にはかかせない色であり、魔除けの意味もあるようです。

No.3だるまの目はどっちから入れる?

特に決まりはありませんが、右目(向かって左側)からいれるのが一般的です。なお、松本地域の風習として、最初、右目(向かって左側)に目を入れ、左目(向かって右側)には願いが叶う様に『叶』と書き入れる習慣があります。

No.4だるまってどこに置いたらいいの?

その昔、信州では、だるまは養蚕と深く結びつきがあり、蚕祈願の縁起物としてダルマを家の神棚に祀っていたそうです。しかし現在では特にきまりはなく、家族をそっと見守るところがよいのではないでしょうか。

No.5お役目を終えただるまはどうしたらいいの?

松本地域では三九郎(どんと焼き)という行事があり、そこで燃やすという習わしが一般的になっています。
※三九郎とは小正月に行われる子供中心の行事で、注連縄・松飾り・だるまなどを集めて燃やし神送りをする行事。この三九郎の火で焼いた繭玉(お餅)を食べると、一年間無病息災で過ごせると言われている。
また、三九郎以外の場所として、思いをたくさん背負っただるまですから、神社やお寺に感謝の気持ちと一緒に納めるのがよいでしょう。

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